2010年06月02日

改訂審査基準の運用開始

補正の新規事項に関する改訂審査基準(案)に関して募集されていたパブリックコメントに対する特許庁の回答が公表され、いつもの通り、ほぼ無修正で1日から運用が開始された。

今回の改訂は、話題を集めた大合議判決を受けてなされたもので、それなりに注目されるはずの改訂。ところが蓋を開けば、寄せられた意見の総数は、たった6件?!

まぁ、審査運用は実質変更されないことが分かっていたので、関心を呼ばなかったのかな。6件のコメントのうち3件は団体からのもので、すべて特許庁を支持する内容(確かに断熱ハウスの判決理由は “エエーッ” だったけど)。だから実質上、審査基準の改訂内容にちょっとでも異議を言ったのは個人の3件だけ。

個人3件のうち、(4)はどこかで拝見したことのある意見。(5)は初めて見ました。(6)が自分。全意見9ページのうち7ページを占めてるじゃん(笑)。特許庁が回答した24個の質問のうち、Q1,Q10,Q11以外の質問は、自分のパブコメ由来かな。。

送ったパブコメは、答えやすいように Yes / No で答えられる質問形式にしてみた。用語の定義に関する質問には、わりとちゃんと答えてくれました。例えば「事項」と「事項の範囲内」の違いは、審査基準では(敢えて?)はっきり説明されていないので、特許庁の回答を読んで「そうなんだ」と思う人もいるんじゃないかな。。しかし改訂内容自体に関する質問の回答は、まぁ・・・、興味があればご覧になって下さい。私の質問は似たようなのが多くてイラつくかも知れませんが。。

どう答えるかを一番楽しみにしていた「イエネコを除く」補正はOKかという質問には、回答してくれませんでした。えぇっと・・・、パブコメ無視していいんだっけー?!

なお、パブコメは要約せずに全文載せてくれと書いておいたら、全文載せてくれました。

興味がある方は、特許庁のサイトへ。
http://www.jpo.go.jp/iken/meisaisyo_kaitei_kekka.htm

念のため言っておくと、法律を度外視すれば、私は「除くクレーム」を例外的に扱うことには、むしろ好意的です。法律をちゃんとしないで無理やりやろうとするから、判決も審査基準もおかしくなるんじゃない。
 
posted by Ichizo Sotoku at 08:00 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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